2014年07月15日

◇ Yahoo と Tカードの個人情報

 Yahoo と Tカードは、個人情報のやりとりをする。「氏名と住所は削除するから個人情報ではない」と弁明しているが、本当か? ──

 Yahoo と Tカードは、個人情報のやりとりをする。ただし、「やりとりする情報では、氏名と住所は削除する。だから個人情報ではない」と弁明している。
( → 読売・夕刊 2014-07-15 )

 では、それは信用していいか?
 実は、氏名と住所そのものは削除されるとしても、会員番号は削除されない。
 これらのデータは、ヤフーとCCCで共用するユーザー管理番号とひもづいており、互いの会員と照合できる。ヤフーはこの連携について「今回CCCとの間で連携する情報は、履歴情報および特性情報で、個人情報は含まれていない。このため、個人情報保護法上の第三者提供にはあたらないと考えている」(ヤフー広報)としている。
( → ITpro

 たとえば、ID が xxxxxxx の人が Tカードで次のことをなした、という情報が、Yahoo に伝わる。
  ・ ハゲ薬とインポ薬を購入した。
  ・ 変態 AV の DVD を借りた。
  ・ ホテルに入った。

 ここでは、ID の番号が伝わるだけで、住所氏名は伝わらない。

 一方、Yahoo は、ID と 個人の住所氏名を結びつけている。特に、ヤフオクを利用している人ならば、配達先として、住所氏名を登録しているはずだ。
 したがって、Tカードの「薬・DVDレンタル・ホテル利用」という情報は、Yahoo に ID が届いた時点で、住所氏名と結びつく。

 結局、「住所氏名を削る」という措置そのものが完全に無効化している。有効にするには、「ID を削除する」ことが必要なのだが、今回の Yahoo と Tカードの連携では、そうなってはいない。ID を明示したまま、個人情報を連携する。それはつまり、住所氏名と結びつく形で個人情報を連携するというのと同じことだ。
 だまされないようにしよう。

 ──

 なお、ここで漏れる情報は、ただの購買歴だけではない。
 たとえば、武雄市で Tカードによる図書館利用をしているのならば、図書館の利用歴もバレてしまう。
 さらには、個人の遺伝子情報も(もし Tカードや Yahoo で利用することがあれば)どんどん情報が伝わってしまうのだ。個人の遺伝子情報の漏洩! このことは、下記ページに記してある。
  → I believe in technology

 ──

 じゃ、どうすればいいか? Yahoo や Tカードをなるべく使わないようにする、というのが一番安心だろう。
 第1に、Tカードは脱退して、絶対に使わない。(ポイントに釣られないようにしよう。)
 第2に、Yahoo では、原則として住所氏名を登録しない。利用するときも、なるべくログインをしない。ヤフオクも使わない。
 その上で、Yahoo にログインするための専用の Yahoo ID を使うといい。その Yahoo ID で接続するときには、ブラウザを特殊なのものとする。お薦めは、Opera だ。Yahoo オークションなど、どうしても Yahoo ID の提示が必要なときに限り、Opera を使って、Yahoo ID を入力する。一方、それ以外のとき(普段のとき)には、Yahoo ID にログインしないか、または、架空の住所氏名でログインする。

( ※ なお、Tカードでは本名を登録して、Yahoo ID では仮名を登録すると、食い違いが生じる。そうなると、文句を言われるかもね。だから、Tカードなんか使わなければいいのだ。)



 【 関連項目 】
 個人の住所氏名が判明しなくても、加盟各社の ID と結びつけることで、住所氏名は漏れてしまう……というのは、Yahoo に限ったことではない。Tカードと連携したすべての会社に当てはまる。この件は、前項で述べた。そちらを参照。
  → 武雄市図書館のどこが問題か?
 ( ※ 例として、インポの情報が薬局に漏れてしまう、という話がある。)
 ( ※ 武雄市図書館でインポの本を借りれば、その情報が薬局に漏れてしまう。同様に、Yahoo でインポの情報を検索すれば、その情報が薬局に漏れてしまう。)
posted by 管理人 at 20:11| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする
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